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あおば歯科クリニック 歯周病 その4 歯周病検査

狭山市 あおば歯科クリニック 歯周病について 第4段目‼

こんにちは!歯科衛生士の天野です(^^)

天野

 

はっぴぃあおば(あおば新聞)でもお知らせしましたが、この度入籍をして天野から下田に姓が変わりましたが自分自身慣れないので「天野さん」と呼んでください。

そして11月には出産を控えており10月から産休に入らしていただくことになりました。

歯科衛生士としてまだまだ未熟ではありますが必ず復帰して患者様に「おかえりなさい」と言っていただけるよう頑張ります。

歯周病治療を担当していた患者様には大変ご迷惑おかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。産休期間中は代わりの歯科衛生士が責任をもって歯周病治療をおこなってまいりますのでよろしくお願いします。

 

さて、歯周病について第4回目は歯周病の検査について詳しくお話ししたいと思います!

大変難しい内容になると思いますができるだけ、伝わりやすいよう、わかりやすいように書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

歯周病の検査にはたくさんの種類があります。

①歯肉と変化

②プロービング(歯周組織検査)の深さ、出血、動揺、

アタッチメントレベルの測定

③細菌検査

④レントゲン検査

この4つについて、この後1つ1つ詳しくお話していきたいと思います。

まずは歯肉の変化からお話していきたいと思います。

 

 

《歯肉の変化》

歯肉の目に見える変化として色の変化と形態の変化があります。

健康的な歯肉の色は薄いピンク色で歯と歯の間にある歯肉(歯間乳頭)は丸みのない三角形をしておりスティップリング(みかんの皮にあるへこみのようなもの)がある状態が健康的な状態です。

歯肉が炎症を起こすと歯肉は赤くなり、歯間乳頭は腫れて形態が変わり丸みを帯びてきてスティップリングが消失します。

 

しかし喫煙者はタバコに含まれるタールやニコチンの有害物質の影響により血管が収縮するため血液に栄養が行かなくなり歯周病を発症しやすい状況になります。

また炎症が起きても血管が収縮しているため歯周病の初期症状である出血がでにくくなるため隠れ歯周病になるリスクも高くなります。

 

《プロービング》

プロービングとは歯周組織検査のことで歯と歯肉の間には歯肉溝とよばれる溝があります。

歯肉溝とは簡単に説明すると爪と皮膚の間の溝のようなもので1~3mmの健康的な状態を歯肉溝と呼びます。

歯周病によって病的に深くなった歯肉溝のことを歯周ポケットとよびます。

4~5mm 軽度

5~7mm 中度

7mm以上 重症 といわれています。

 

プロービングの目的は4つ

①歯周ポケットの有無

②歯周ポケットの深さ

③アタッチメントレベルの測定

④出血の有無  があります。

 

第一に歯周ポケットの有無を調べていきます。

プローブとよばれる器具を歯肉溝に歯の周囲歩くようにして連続的に挿入したときの感覚と挿入したときの深さから歯周ポケットの有無を調べ、その後歯周ポケットの深さを計測していきます。

歯周ポケットの深さだけでは歯周組織の破壊の程度を知ることが出来ないため、アタッチメントレベルを測定して歯を支えている骨などの破壊度を調べていきます。

そのあと、プロービング後の出血をみていきます。

プロービング時の出血は歯肉の見た目の変化やポケットの深さよりも早く表れる炎症の兆候であることに加えて、歯と歯の間のように直視が困難な場所の変化を知ることが出来るという点でも大変有効な検査法です。

 

 

《微生物検査》

あおば歯科クリニックではお口の中の微生物を位相差顕微鏡でみていく検査も行っています!!!

その場で顕微鏡を使用して患者さまのお口の中から原因である歯垢(プラーク)を採取して細菌をみていきます。

歯周病の原因となる微生物は約10種類といわれていますがその中でも悪影響をおよぼすレットコンプレックスの一種である「スピロヘータ」の有無と微生物の量をみていきます。

 

 

《レントゲン検査》

歯周病のレントゲン検査は、骨の吸収の程度や形、歯の根っこの長さや形、位置や隣にある歯の近接度などをみることが出来ます。

しかしレントゲン写真だけで骨の吸収の程度を正確によみとることはできません。なぜなら実際の骨の吸収のレントゲン写真より大きい可能性が多分にあるからです。

 

 

 

これまで歯周病の検査についてお話してきましたが歯周病の発症には、その人の免疫力など様々な要因も関係してきます。

たとえば喫煙やストレス、糖尿病、服用、年齢、妊娠などがあげられます。

お薬の服用では副作用により口腔乾燥を引き起こし唾液の流出量が減少し歯垢(プラーク)のpHを変化させます。

 

また妊娠ではつわりなどで酸っぱい酸性食品を多く食したり、ダラダラ喰いなどで食生活が乱れやすく、自分自身のことがおろそかになり口腔清掃状態が不十分になります。また妊娠によりホルモンが変化し女性ホルモンを好む歯周病菌が活性化します。

妊婦さんが歯周病にかかっている場合、歯周病幹部から毒素や炎症を引き起こす物質が血液中に入って全身に運ばれ胎盤に刺激を与えると、胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を起こして早産の確率が7.5倍になるという研究結果がでています。

 

 

第4回目は私たちが日々行っている歯周病の検査についてお話していきました。

歯周病は自覚症状がでにくい病気ですので歯医者さんに来院されて、きちんと検査していく必要性があります。

また歯周病の治療後でも定期検診にいらしていただいてポケットの検査をして再発していか、みていくことが歯を失わないためにはとても重要です。

歯医者さんに行くのはなかなか億劫になりがちですがスタッフ一同お待ちしておりますので、ぜひ来院してくださいね!!