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狭山市の歯医者 あおば歯科│できるだけ歯を残す安心な歯科治療
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ケース1 親指大の大きさの歯根のう胞 治癒ケース

26年前に治療したH様のケース

年齢 50歳

性別 女性

主訴 10年ほど前に神経を抜いてセラミックの歯をかぶせたが、1か月前から腫れてきた。近所の歯医者に行って切開をして膿を出してもらった。痛みは落ち着いたが歯ぐきにニキビのようなおできが出来ていて、歯もグラグラする。三日後にその歯医者に行って抜歯をする予定になっているが、抜かずに治す方法はないのか知りたい。

現状 唇側にフィステルを形成。動揺度も3度あり、まるで重度の歯周病に罹患しているような状態。グラグラしているのでこちらでは食事はできない。抜歯と言われても仕方がないと思われる。

              

原因 根充剤のガッタパーチャポイントが根尖まで到達してしない。根尖に空間が出来ているので細菌感染を起こしている。

診断 根充を含めた稚拙な根管治療による感染により継発した歯根のう胞の急性発作

                                   【親指大の大きな歯根のう胞】

             

 

           【根充剤が根尖まで全く到達していない】

             

治療法 保存治療と外科的根管治療の併用で骨再生を行う。

治療期間 約3か月

費用 保存治療 138,000円 外科手術 138,000円

治療経過 まず保存治療を開始。セラミックの冠を撤去しメタルコアーも除去。前医が入れたガッタパーチャポイントを除去。かく電気的根管長測定器ルートZXとレントゲン写真を併用し正確な根管長を決定。正確な根管長に基づいて根管内の清掃消毒を行う。その後外科的根管治療を行い歯根のう胞を掻把、摘出。術中根充を行う。

 

       【リーマーを根管内に挿入し歯根長を測定 根尖までリーマーが到達】

             

 

【水酸化カルシウム製剤を貼薬 のう胞まで薬剤が挿入されているのと側枝にも薬剤が入っている】

             

 

                                【歯根のう胞摘出後、術中根充 手術後半年】

             

 

       【歯根のう胞腔は縮小し、骨が再生し不透過像になってきている】

             

 

                【手術後1年】

             

 

            【さらに縮小しているのが分かる】

             

 

                【手術後2年】

             

 

               【ほぼ骨が再生】

             

 

              【治療から約17年後】

             

 

           【歯根のう胞は完全に消失して骨再生】

             

予後 治療から26年たつが再発なし