40代女性 歯周病の治療
私の最初の症状は歯ぐきの腫れと出血でした。
20年近く通った歯科医で1年で2回定期的に診察を受けていましたが、ある日突然、発症しました。
その歯科医に違和感のある患部を何回も診察してもらいましたが異常がないとの事でしたので信用してしまいました。
後になって取り返しのつかない事になるとは、その時には思いもしませんでした。
その後、あまりの痛さにかかりつけの内科医に診察してもらったところ、頭にばい菌が入ったとのことで、数日間の点滴と内服薬をもらう事になってしまいました。
内科医の紹介でこちらのクリニックにお世話になる事になりました。
診察初日、口の中を診てもらい、院長先生から思いもよらない事を告げられました。
「このまま放っておいたら10年後には総入れ歯ですよ」と。
歯周ポケットの深さを測って頂きました。
初日は9mmの深さでした。歯グキは全て出血。
私は初めて歯周ポケットの検査をしたので正直ピンと来ませんでした。
歯周病の中でも重症だと言われました。
診察の中でブラッシング指導を受けました。
9mmの深さの歯は抜歯することになるかもしれないと聞き、かなりショックを受けました。
なんとしても抜歯はしたくないと思い、教えられた通り毎日ブラッシングをするようになりました。
フロスを使いブラッシングをし歯間ブラシを念入りにしました。
ブラッシングは毎日朝は20分、昼は10分、夜は40~50分行いました。
最初は正直、大変でしたが、自分のためと決意しました。
本を見ると歯周病は全身の病気を招く恐ろしいものだと知りました。
数ヶ月、ブラッシングをすると効果が現れました。
出血もなくなり、3mmの所も増えて来ました。
今ではほとんど3mmの深さの所ばかりになりました。
努力は結果として出て来ます。
あの時、痛い思いをしていなかったら、今でも知識の無い歯科医の元で診察を受けていたら、歯周病となり歯が抜け落ちた事でしょう。
自分の努力だけでは治せない。
正しい歯科医の元での指導が大切なのだと改めて思いました。
80歳までに20本、自分の歯を残したいと目標を持っています。