家族の菌に感染するんです
こんにちは
あおば歯科クリニック 副院長の 昆 美由子です。
早くも梅雨入りですね。
空模様は不安定ですが、元気に登校する子供たちの姿を見ると
「今日も一日がんばるぞ~!」
という気持ちになります。
先日 学校での歯科検診があり、その健診結果をいただいてきました。
結果は 虫歯なし、要注意・要観察もありませんでした。
虫歯はない、、、と わかってはいても、書面でいただくと嬉しいものです。
自分のこれまでの虫歯予防では、やれるだけのことをやったという自負はあります。
それでもなお虫歯にしないことにこだわるのは?
プロとしての意地はもちろんなのですが、もう一つ大きな理由があります。
私は幼少期から思春期にかけて虫歯が多く、歯科治療で大変苦労をしました。今とは違い押さえられて治療も受けましたから、当然歯医者さんは怖くて嫌いになりました。大きくなってからもそのトラウマは消えませんでしたので、歯が痛く感じていてもなかなか歯医者さんの門をくぐる事ができません。結果的には高校卒業までにたくさんの歯の神経をぬき、たくさんのかぶせものをすることとなりました。この経験は私を痛みのわかる歯科衛生士に育てましたが、出来ればしないほうがいい体験です。今は歯の治療をしてもらい安定した状態を保っている私ですが、これまでの治療履歴からすると、虫歯発生のハイリスク者なのです。
このあいだ「菌がうつる」ことに少しふれましたが、さて、、、
幼少期からボロボロだった私のお口、いったいどこで虫歯菌に感染したの?
答えは、お世話してくれた父母とかわいがってくれた祖母からうつったのです。
そう!菌は親が子にうつしているんです。
菌の定着、保有だけですぐ虫歯になるわけではありませんが、ハイリスク者の私は確実に菌を保有し、自分の子供にうつしてしまう、、、。
うつさない努力はもちろんしましたが、虫歯予防の努力を怠れないのは
そんな理由があるのです。