虫歯予防に大切なこと
こんにちは!
あおば歯科クリニック 副院長の 昆 美由子です。
梅雨とは言え 晴れの日は照り付ける日差しが暑いですね。
アオイの花がてっぺんでま咲くと梅雨は終わり、、、と以前に聞いたことがあり、それからこの季節はアオイを見かけると、どのあたりが咲いているのか気にするようになりました。
クリニックの並びに狭山市の掲示板があって、その周りに毎年濃いピンク色のタチアオイが咲いていたので、よくそれを見ていたのですが、防草シートが張られてから咲かなくなってしまいました、、、とても綺麗だったので残念です。
ご近所に咲いているところがありましたら、ぜひ教えてください。
0歳からでも歯が生えたら歯磨きしてあげよう、というお話の続きです。
永久歯もそうですが、生えてから1~2年はエナメル質が未成熟です。以前タケノコのようなもの、、、と書きましたが、歯も生えてから成熟期となるので、1~2年はとてももろいと心得ましょう。
この時期にお砂糖入りのお菓子や糖を含んだ酸性の飲み物(ジュース、乳酸飲料、スポーツドリンク、炭酸飲料、サワードリンクなど)を頻回に摂取する習慣がついてしまうのはいけません。
歯が生えると共にミュータンスレンサ球菌の定着や増殖は進みます。それに伴って歯の脱灰が急激に進むのです。
この時期は授乳期から離乳食へ、さらには卒乳して食事や間食を摂るという食生活の大きな変化が短期間で行われます。
これらをふまえて保護者による歯磨きはそれを習慣づける意味でも、早い段階から行われるべきでしょう。
以前、こんなことがありました。
ご来院なさった1歳の子とその保護者のお話です。
保育園で虫歯ではないか?と、指摘されてのご来院でした。まだ奥歯は生えておらず前歯だけだったのですが、見えるところの歯頚部すべてが虫歯になっていました。
開口一番、保護者の方がおっしゃったのは
「この子、お水が飲めないんですよね。」
どういうこと?????担当歯科医師と私は目が点です(・_・)
よくよく話を伺ったところ、水分補給でスポーツドリンクを与えたらその味覚に慣れてしまい、その後お水を飲ませようと思っても受け入れないということでした。保育園では水かお茶ですから、水が飲めないということはないのでしょうけれど、保護者の方が子供の欲求(おいちいおみずじゃなきゃやだ~~うえ~ん)に打ち勝てず与え続けてしまった結果ということです。スポーツドリンクはもちろんのことジュースやアイスクリーム、チョコレートなど、一度味を知ってしまうとセーブさせることは難しいので、砂糖入り菓子の味を知るのはもう少し大きくなってからでいいのではないでしょうか。
それにしても1歳間もない子がこんなことになるって、平成の世となってはあまり多くありません。スポーツドリンクは例外でしたがおやつのコントロールはなさっているようです。他には何かあるのでしょうか。
「、、、歯磨きはしてあげていますか?」
「しようと思うんですけど、いやがるんですよね。」
やってはいるけれど泣いてしまうのでそれ以上はやらない、、、というこでした。
「磨いている」のと「磨けている」のは違っています。子供にもよりますが、乳幼児は歯磨きを嫌がる事が多いので、それに負けずに、泣いていても半ば無理やりにでも磨かないといけない時期はあるのです。