こんにちは、

狭山市　あおば歯科クリニック　副院長の昆　美由子です。

ひと雨ごとに木々の緑が濃くなってゆく爽やかな季節ですね。

雨上がりの昨日は　クリニック近くの新富士見橋から、ぬけるような青空を背景に富士山が映えて、とってもキレイに見えました。

抜いてもらった下の前歯のその後ですが、

食事の際に気になるものがなくなり快適に過ごしております。

唯一、大好きなミニトマトを噛むことだけは皮を破るために横の歯を使うようです。

これまでつめかみの癖がたまにででしまっていましたが、下の前歯が少ししか出ていないので「かみたくてもかめない」と言っておりました。

私が心配していたのは、乳歯を抜いてもらった後の左下１番が上皮に覆われてしまわないか（抜いてもらった部分の歯肉が治って永久歯が覆われる）という事です。

理想は、抜いてもらった部分が完全に治る前に生え変わりの永久歯（後続永久歯といいます）が顔を出すことですが、顔を出す前に歯肉が治りかたまることもあります。

永久歯の中には　治ったあとの歯肉をなかなか突き破って出てこられないケースがあり、これは先生に抜いてもらっても自然に抜けてもなる時はなるのですが、そうなってしまうと

「だいぶ前に抜けたのになかなか生えて来ない」

ということが起きます。

この場合の歯医者さんでの対応処置としては、開窓手術ということを行います。

簡単にいうと　歯肉に麻酔をし、電気メスで覆っている部分の歯肉を少し焼き切って　歯の頭を出してあげる、、、ということです。

珍しい処置ではありませんが、やらずに済めばそれに越したことはありません。

幸い心配には及ばず、左下１番もわずかに顔を出しました。

これでひと安心。

抜歯してもらった直後は全く気配がなかったのに、この短期間ですくすくと伸びてきたことに感心しました。本当に人の体って不思議です、、、。