粘液嚢胞(ねんえきのうほう) お口の粘膜の病気 その2
2016/07/08
こんにちは! あおば歯科クリニック 院長昆 敏明です。
ねんえきのうほう 粘液嚢胞
お口の中にある小唾液腺の導管が何かの原因でつまりだ液がたまってプクンと腫れてくる病気のことでしたね。
こんな病気も歯医者さんで治しているんです。
次は小学校3年生の女子のケースです。
粘液嚢胞です。
実は、内科、皮膚科、皮膚科と回った後当院を受診してきました。
お母さんは、このような病気をまさか歯医者さんで扱うとは考えもしなかったそうです。
すぐにご説明をし、摘出手術を行いました。
縫合してあった糸を取ってから一週間後です。
良かったですね。
次のケースも 粘液嚢胞ねんえきのうほう のケースです。
内科の先生からのご紹介でした。
手術後です。
良かったですね。治りました。
普段はだ液など全く意識していませんが、とっても大切な器官なんです。
だ液が出なくなる病気もあります。
シェーグレン症候群という病気です。
あおば歯科にもシェーグレン症候群の患者様が何人か通院しております。
だ液が出なくなると、虫歯になりやすい、歯周病が進行するなどとっても困ったことが生じてきます。
お口にとって大切な器官である唾液腺が病気の原因になることが他にもあります。
三大唾液腺のうちの舌下腺は文字通り舌の下に位置する大きな唾液腺なのですが、この舌下腺の開口部が(だ液の出口が)舌下小丘というところからだ液を排出しています。
この舌下腺の開口部あたりが大きく腫れてくることがあります。
これが がま腫 です。
つづく