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過剰歯(かじょうし) 前歯が開いているのですが その3

こんにちは! あおば歯科クリニックの院長 昆敏明です。

 

上の歯が開いているのですが 第三弾です。

今回は過剰歯の存在が歯並びに悪さをすることがあるというお話です。

この余計な過剰歯、上の前歯に発生する頻度が一番高いのです。

しかもなぜか男の子に多いようです。

 

では、いつものようにあおば歯科クリニックでの実際にあったケースで見ていきましょう。

その前に。

ご質問が来ておりまして、

ブログでの症例は

実際の患者さんの症例なのですか?

という質問です。

全て断りがない限り、あおば歯科クリニックで過去治療したケースを提示しております。

外科手術、矯正治療などもアルバイトの先生ではなくて、すべて院長である私が担当ないしは勤務医の先生を指導して治療しているケースを提示しています。

 

では、実例を。

 

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小学校3年生の男の子です。ちょっと古いケースです。

16年前に扱ったケースです。

非常に珍しかったので当時のアナログのフィルムを今でも手元に残してあります。

主訴は 上の前歯が出っ歯になっている というものでした。

上の写真はオクルーザルという方法で撮影したものです。

 

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二枚目は通常歯科でよく撮影する、デンタルで撮影したものです。

写真を見てお分かりだと思いますが、上の歯が開いていますね。

それから写真ではわかりませんが、実は出っ歯になっています。

よく見ると、過剰歯が二本あるのがわかるでしょうか。

それも右側は順生、左側は逆性で埋伏しているのがわかります。

順生というのは歯の萌出方向が下向き(つまり普通の方向)、逆性というのは歯の萌出方向が鼻腔方向(つまり上向き)のことを言います。

この男の子は順生と逆性が同時に埋伏しているというとっても珍しいケースでした。

 

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つづく