根管治療
「できる限り歯の神経を残す治療を受けたい!」
「他の歯医者では受けられない精度の高い治療をしてほしい」
「なんだか、歯ぐきにできものが出来ている・・・」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか?
残念ながらむし歯になってしまい、そのむし歯が重度化してしまうと、歯の神経までも取り除かなければいけません。歯の神経の治療(根管治療)というのは、歯科医院の中でも一般的な治療であり、どこの歯科医院でも治療をすることが出来ます。
厚生労働省の調査によれば、全体の約25%の方が、根管治療を経験しているというデータもあるほど、一般的な治療方法なのです。
右の図をご覧ください。
歯の神経は、非常に複雑な構造をしているのが、見てお分かりになって頂けることと思います。
むし歯が神経までに達してしまっている場合、この神経をすべて清掃しなければなりません。
言葉にすると簡単そうに聞こえますが、この「歯の根っこをすべて清掃する治療」というものが、歯科医師としてのスキルがとても重要になってまいります。完璧に清掃しなければ、将来「痛み」や「腫れ」の原因となり、「根尖病巣(こんせんびょうそう)」という病気になってしまうのです。
しかし、多くの歯科医院で行っている根管治療では、キレイに清掃することが難しいのです。
なぜならば、日本の保険制度の関係で、根管治療に多くの時間をかけることが出来ないため、精度の高い根管治療にこだわっている歯科医院が少ないのです。
歯の中で細菌が繁殖した場合の治療(感染根管処置)とは?
「別にどこの歯医者でも根管治療をやっているんだし、多少の治療のレベルの違いがあってもそこまで困らないでしょ?」
とお感じの方もらっしゃると思いますが、実は根管治療というものは、その後の自分自身の歯を守る為に非常に重要になってくるのです!
一度歯の神経を取り除いた治療の処置が不完全で歯の根っこの中に細菌が繁殖している場合に、感染根管治療という処置が必要になります。治療の内容は、通常の根管治療と同じなのですが、歯の根っこの中で細菌が繁殖してしまっているため、消毒により時間がかかってしまい、通常の根管治療よりも、通院回数が増えてしまう事がほとんどです。また、この感染根管治療というものは、根管治療のスペシャリストである歯科医師であっても、完全に治せる可能性は低いのです。つまり、最悪の場合、抜歯をしなければならず、自分の歯を失ってしまう事に繋がってしまうのです。
放置は危険!根尖病巣とは?歯ぐきに出来るできものはなにが原因なのか?
神経を完全に取り除くことや消毒が不完全だった場合、長期にわたって症状を放置してしまうと、歯の根っこの先に膿(うみ)がたまってしまい、根尖病巣という膿の袋が出来てしまうので、注意が必要です。また、その根尖病巣を放置してしまうと、歯ぐきにできものが出来てしまいます。このできものの事を「フィステル」と言います。
このフィステルが出来てしまっている方は、かなり危険な状態であると言われております。なぜならば、このフィステルが出来ているという事は、膿の袋がかなり大きくなってしまっている証拠だからです。
あまりにも膿の袋が大きい場合は、残念ながら抜歯するしかありません。
しかしそうではない場合は、外科的に根っこの先っぽを切除すると同時に、この膿の袋を摘出する処置(歯根端切除術)を行います。この処置をすることで、抜歯をせずに治療をすることが可能になります!
「このできものはもしかすうとフィステルかな?」
もしもそのような事があるのでしたら、早めに受診されることを強くお勧め致します。放置していては、抜歯のリスクが高まってしまいます。
当院では、1本でも患者様ご自身の歯を守るために、治療を心がけております。
たしかにお口の状態を見て、抜歯という選択肢をしなければならないこともあります。ですが、出来るだけ早めに受診されることで、抜歯をせずとも治療を行う事も可能です!
是非、根管治療に力を入れているあおば歯科クリニックに一度ご相談をされてみませんか?