今日は印象(型どり)の練習をしました
こんにちは!あおば歯科クリニックの歯科衛生士 須藤です。
先日同期の衛生士同士で位相差顕微鏡を使用して自分の口の中の細菌を確認する実習を行いました。
そして今回は歯型を取るための相互実習を行いました。
ちなみにこの型どりのことを専門用語では”印象”といいます。
型どりでは歯並びの形に合わせた型に冷たい粘土のような材料を詰め、それを患者様の口の中に入れて歯の形を写し取る、ということをしています。
その写し取ったものに石膏を流し入れることで患者様の歯の形を再現した模型が出来上がります。
歯医者さんの3Dプリンターといったところでしょうか。
この模型を参考にして、入れ歯の設計や治療方針、矯正装置の選択などをしていきます。
きちんとした模型でないと治療方針が決められなかったりするので、型どりはとても重要な作業です。
これが型と粘土状の材料です。
この材料は始めは柔らかいのですが患者様のお口に入ると体温に反応してあっという間に硬くなります。
もしかしたら経験されたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の実習では技術の向上と患者様の気持ちを知るために衛生士役と患者役の両方を行いました。
衛生士役では材料の硬さの調節や準備の速さなどの課題が各々見つかり、患者役では息苦しさや異物感などの患者様の負担を実際に感じることが出来、とても有意義なものとなりました。
また新人同士で練習をしていきます。
少しでも患者様の負担を減らし、手早く正確に型どりができるよう精進してまいりますので、よろしくお願い致します。