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歯根吸収 左下の親知らずが痛い その4

こんにちは!あおば歯科クリニックの院長昆 敏明です。

 

親知らず第四弾です。むし歯以外にも、親知らずが悪さをするというケースです。

 

なおブログに載せている症例はすべて院長である私が直接担当したケースです。

 

③その他 親知らずによる第二大臼歯の歯根吸収

乳歯が抜ける仕組みは、下から永久歯が生えてくることで乳歯の根っこが溶けて生え変わります。

非常にまれですが、親知らずによって第二大臼歯の根っこが溶けてしまうことがあります。

発見が早ければ親知らずを摘出して第二大臼歯を助けることができます。

しかし通常そのような目的でお口のレントゲン写真を撮ることはありません。

偶然発見されることが多いと思います。

ですから第二大臼歯の歯根吸収が保存不可能なところまで進行してしまっているケースも多いと思います。

 

 

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かむと痛いということで来院された20歳の女性の患者様です。

セカンドオピニオンでした。

レントゲン像では明らかに第二大臼歯の歯根が吸収しているのが分かります。

残念ながら上の方は第二大臼歯を抜歯しなければいけないぐらい歯根吸収が進んでいました。

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歯根が本来は3本あるのですが、ほぼ溶けてしまっています。まるで乳歯のように見えます。

 

 

 

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下から生えてきた親知らずが少し見えています。

 

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幸い、原因だった親知らずがそのまま第二大臼歯の代わりをしてくれました。

 

 

 

 

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20歳の男性の患者様です。

右下の親知らずが手前の第二大臼歯の歯根を溶かし始めています。

抜歯しなければいけないぐらい吸収が進行していました。

 

 

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第二大臼歯の根っこはほぼ吸収されていてありません。

これでは食事ができません。

 

 

③その他 含歯性嚢胞(ガンシセイノウホウ) 濾胞性歯牙嚢胞(ロホウセイシガノウホウ)

 

親知らず以外にも発生する良性の腫瘍です。

含歯性嚢胞も濾胞性歯牙嚢胞も同じ腫瘍の事を指しています。

専門的には歯原生嚢胞に分類されています。

 

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埋まっている親知らずの頭の部分を包み込むように袋状のものがあります。

これが含歯性嚢胞です。

周りの骨を溶かしながら徐々に大きくなっていきます。

場合によっては第二大臼歯の根っこを溶かしてしまうこともあります。

治療法は摘出手術です。

 

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摘出手術後のレントゲン写真です。

幸い、麻痺などは一切起こりませんでした。

 

 

親知らず以外の含歯性嚢胞についてはまた別の機会にお話ししようと思います。

 

つづく