テクニカルセミナーに参加
こんにちは!あおば歯科クリニックの白井です!
8月ですね!
夏休みですね!
みなさん今年の夏はどう過ごされますか?
暑い日が続いていますので、
体調面気を付けてお過ごしくださいね。
さて、先月末の出来事ですが、
7月29日に衛生士の剣持さんとデンタルマネージャーの礒瀬さんの
歓送迎会を行いました!
剣持さんが7月をもちまして、あおば歯科クリニックを卒業しました。
長い髪とぱっつん前髪が愛らしいこの子です♡
いつも朝早く出勤して、準備などを行ってくれていました。
お友達が患者さんで来院されたときは、すごく嬉しそうでした♡
剣持さんお疲れ様でした。
ありがとうございました。
そして、デンタルマネージャーの礒瀬さんが5月から入社し、
受付を担っています!
中央大学卒業の才女です!
前職の病院事務経験を活かし、即戦力で頑張ってくれています!
礒瀬さん、これからもよろしくお願いします☆
最後はみんなで集合写真(*^^*)
別れもあれば出会いもあります。
来年は管理栄養士、保育士さんが入社する予定です。患者様のお口の健口を守るために幅広い職種の専門職の方たちの力を結集していきます。
今後も新しいスタッフが増える予定ですので、温かく迎えていただけたら幸いです(*^^*)
翌日の7月30日には、院長とチーフの川野3人でテクニカルセミナーに参加してきました。
当院の機能美デンチャーを作成していただいている技工士さん、中村 八大先生
元JALのCAで歯科衛生士の齋藤 恵子先生
長野県にある大繁盛医院の医療法人弘仁会 鴨居歯科医院の院長、鴨居弘樹先生
という豪華な3名の講演を聴きに行きました。
自費専門の義歯制作技工士の中村八大先生の講演では、機能美デンチャーの素晴らしさを教えていただきました。
入れ歯には二つの種類があることをご存知でしょうか?保険の入れ歯と自費の入れ歯です。入れ歯と言ってもこの二つは全く別のものではないかと思うくらい違いがあります。もちろん見た目だけではなくて値段も違います。保険の入れ歯であれば、窓口料金は歯の本数にもよりますが、1500円くらいから5000円くらいだと思います。ですが自費の入れ歯は二桁違います。
料金がどうしてこんなに違うのか?私も疑問に思っていましたが、その理由がわかりました。
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い、その1。
制作する技工士さんが違う!
実は保険の入れ歯を制作する技工士さんと自費の入れ歯を制作する技工士さんは同一人物ではないのです。
自費専門の入れ歯を制作する中村八大先生は保険の入れ歯は制作しません。保険の入れ歯は保険専門の技工士さんが制作します。はっきり言ってしまうと、腕の良い技工士さんが自費の義歯を制作しているということなのです。
安いレストランのシェフと高級三ツ星レストランのシェフの味が同じということはないですよね。ごくまれに同じぐらいおいしくて、安いレストランがあるかもしれませんが普通はないですよね。
私は保険の入れ歯も自費の入れ歯も同じ技工士さんが制作していると思っていました。でもそれは違うのです。考えてみれば当たり前のことです。でもなぜ同じと考えてしまったのか自問してみました。
普通患者様のお口の病気を治そうとしたら、当然ベストを尽くすのが私たち医療に携わる者の使命です。ですから保険だろうが自費だろうがベストを尽くすと考えていました。院長先生からお聞きしたのですが、大学では患者様に一番ベストな入れ歯を勉強するそうです。日本の大学で義歯を勉強するとき、保険の義歯はこんな設計、自費はこんな設計などということは勉強しないそうです。考えてみれば当たり前のことですが、歯を失った患者様のお口の機能を回復させようという研究機関であれば、一番ベストな義歯を設計しようとするのは当然の姿勢です。それが学問というものです。私も東京工科大学で分子生物学を専攻していましたので、学問的にベストを追及する姿勢は当然だと思っていました。
ですからまさか保険の入れ歯と自費の入れ歯で制作する技工士さんが違うとは夢にも思っていませんでした。
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い、その2。
リジッド!
部分入れ歯を入れたことがある方はお判りだと思いますが、部分入れ歯には必ずバネがあります。このバネを残っている歯にかけて入れ歯が外れないようにしています。ところがこの支えの歯が入れ歯を入れると次から次へと駄目になるということが起きます。バネがかかっている歯がグラグラしてくるのです。そして最後は総入れ歯になるということも多いようです。実はこれには入れ歯のリジッドという考え方が大きく関係しているのだそうです。
リジッドとは剛体(ごうたい)という意味だそうです。英語でrigid。びくともしないということですね。入れ歯で言ったら、変形しない、たわまないということです。入れ歯の基本はいかにしてリジッドな義歯にするかということなのだそうです。
人のかむ力 咬合力は最大100kgになるといわれています。大体自分の体重ぐらいの力がかかるようです。例えば45キロの方でしたら、かむ力は45キロぐらい出るそうです。かなりの力ですよね。そんな大きな力が入れ歯に加わっても、入れ歯が変形したり、たわんだりしてはいけないんです。もし入れ歯が変形したり、たわんだりするとバネがかかっている歯もバネに引っ張られて、前後左右に揺すられます。現代人は一日に1500回から2500回くらい咀嚼します。すると変形、たわむ入れ歯をかけている歯も一日1500回から2500回も揺すられることになります。このような状態が数年続くと支えている歯がグラグラしてくるのは当たり前です。
保険の入れ歯はプラスチックで制作されるので、いとも簡単に変形、たわみが生じます。その結果保険で入れ歯を入れると数年でバネがかかっている歯が駄目になってしますのです。
反対に自費の入れ歯は金属をフレームにしているためリジッドに作ることができます。というよりリジッドを追及すれば当然金属の入れ歯になるということなのです。
保険の入れ歯が数か月から数年で割れて壊れてしますのも、すべてこのリジッドと関係があります。プラスチックではリジッドを追及すれば割れないように厚く制作しないといけません。ところが入れ歯に厚みがあると違和感が増加して装着感が悪化します。
自費専門の義歯の技工士である中村八大先生はこのリジッドの原則を守りながら、独自の理論で機能美デンチャーを作り上げています。
義歯特有の異物感を軽減させるための設計になっていることや、咬合圧に負けないよう1歯あたりの負担を減らしてお互い守り合うような設計を考えているとのことでした。
あおば歯科クリニックの機能美デンチャーは、自費専門の義歯制作技工士の中村八大先生が作ってくださっています。
なんと中村八大先生、日本の技工士さんの中でも指折りに入るほど素晴らしい技術の持ち主で、技工士界で有名な方です。日本の優秀な技工士5人に贈られる匠(たくみ)の称号を贈られている方でもあります。そんな方が当院の機能美デンチャーを作ってくださってるなんて…嬉しい限りです♡
今回、機能美デンチャーについて詳しく学ぶことができました!
機能美デンチャーは、機能性を重視し、義歯の異物感を最小限に抑えながらも、見た目の美しさも兼ね備えた義歯です。
写真でわかる通り、金属の部分(メタルフレーム)が多いのですが、このメタルフレームを薄く広く設計することにより、しっかりと話すことができ、異物感を軽減させるようです。また、噛み合わせの部分にある金属(咬合面レスト)のように設計することにより、食べ物の硬さを瞬時に感じ、咬合力の程度を判断できます。
ちなみに、以下が従来の設計です。
大きさは小さいですが、リジッドの面で問題がありそうです。
またバネの数が少ないので歯一本当たりにかかる負担が大きくなりそうですね。
もっともこだわっているのは手触りだそうです。舌触りと言ってもいいですね。
義歯を模型上に装着し、凹凸はないか、滑らかに仕上がっているかのチェックを指触りで確認します。私も触ってみましたが、どこが入れ歯でどこが粘膜下分からないくらい滑らかでした。凹凸がない状態を目指すことにより、患者さんの口腔内にセット時も異物感がないそうです!
まさに職人技ですね!
齋藤恵子先生の講演では、元CAという経験を活かし、患者さんもお客様も求めているものは同じとおっしゃっていました。「大切にしてほしい」ということ。患者さんに寄り添う姿勢が大切と教えていただきました。
鴨居先生の講演は、いろんなセミナーがギュっと詰まったような内容でした。その中でも「じんざい」のお話は印象的で、「じんざい」には4種あると教えていただきました。
人材、人財、人在、人罪。
人材は業務遂行型で、主に新人さんにある姿。
人財は、スキルもあり意識も高い目的目標達成型。
人在は、長く勤めているのでスキルはあるが意識は高くないほどほどそこそこ型。
人罪は、スキルもなく意識も低い、極端に言うとリストラ対象。
講演を聴きながら、自分はどこにいるのかなと考えたりもしました。
人財になれるように頑張りたいと思います!!
鴨居先生とパチリ☆
さて、最後は私個人のお話です!
8/3、4日で有給をいただきまして、
ずっと、行きたい!行きたい!!行きたい!!!
と思っていたところ、
ついに!ついに!!
行ってきましたーーーーーー!!!!!
どーーーん!!
長岡の花火大会です!!!
新潟県出身ですが、実はいままで一度も行ったことがなくて…
死ぬまでにやりたいことの一つが達成されました!!
席も打ち上げ場所の真ん前で、花火が空から降ってくるような大迫力でした!!
写真だとうまく映らなくて、感動を伝えられないのが残念…
ぜひとも一度は観に行ってほしい!!
お米もおいしいし、自然もたくさんでおすすめです♡
有給をいただきまして、ありがとうございました!
みなさんも残り少ない夏を満喫してください☆